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甘え


魔王城地下4880階
 

甘え

甘え」という語彙に関して、やや特殊な用法において使用する場合がある。この場合、「必要な説明していないから分かるはずないけど分かってくれるよね」というような態度を甘えと呼んでいる。


事例

「相手の思考を楽観的に期待している状況……これを、甘えている、というんだ」

森博嗣『封印再度』

 登場人物Mは、知人の突然の訃報に際して大きなショックを受ける。しかし登場人物Sはさほどショックを受けていない。Sのこの反応にMは驚き、なぜ平静でいられるのかと非難する。これに対して、SはMの思考が「甘え」であると指摘する。


 相手が自分と同一の価値体系を共有しているという確認なしに、相手がその模範に従って当然と考えたり、それにそぐわない言動を非難したりするような思考は、まさにここで言う「甘え」が当てはまる。

 なお、西尾維新『クビシメロマンチスト』にて主人公が葵井巫女子について述べる「甘えるな」という評も、またこの用法と同一の思考に基づくものであると解釈できる。